キャリアに「満足していない」人は約64%。自分の「強み・価値観・向いている仕事」を整理する機会が「なかった」人は約80%に
就職、転職、そして日々の働き方の選択。
その一つひとつの積み重ねが、いまの自分のキャリアをかたちづくっています。
では、これまでの歩みを振り返ったとき、どれくらいの人が「満足している」と感じているのでしょうか。そして、自分の強みや価値観と向き合う時間を、私たちはどれほど持てているのでしょうか。
そこで今回は株式会社NEXER Groupと共同で、全国の男女500名を対象に「これまでのキャリアの振り返りと自己理解」についてのアンケートをおこないました。
| 「これまでのキャリアの振り返りと自己理解に関するアンケート」調査概要 調査手法:インターネットでのアンケート 調査期間:2026年8月7日 ~ 8月12日 調査対象者:全国の男女 有効回答:500サンプル 質問内容: 質問1:これまでのキャリア(就職・転職・働き方の選択)を振り返って、どの程度満足していますか? 質問2:その理由を教えてください。 質問3:これまでのキャリアについて、「もっと早く知っておけばよかった」「あの時こうしておけばよかった」と後悔していることはありますか? 質問4:具体的にどのようなことを後悔しているか教えてください。 質問5:自分の「強み・価値観・向いている仕事」について、これまでにじっくり考えたり整理したりする機会はありましたか? 質問6:どんな機会であったか、あてはまるものをすべて教えてください。(複数選択可) 質問7:現在、自分の「強み・価値観・向いている仕事」を整理できていると感じますか? 質問8:整理できたことで、どのような面で満足していますか? 質問9:そのように感じた理由を教えてください。 ※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。 |
Contents
- 質問1:これまでのキャリア(就職・転職・働き方の選択)を振り返って、どの程度満足していますか?
- 質問2:質問1の回答理由について
- 質問3:これまでのキャリアについて、「もっと早く知っておけばよかった」「あの時こうしておけばよかった」と後悔していることはありますか?
- 質問4:具体的にどのような後悔でしょうか。
- 質問5:自分の「強み・価値観・向いている仕事」について、これまでにじっくり考えたり整理したりする機会はありましたか?
- 質問6:どんな機会であったか、あてはまるものを教えてください。
- 質問7:現在、自分の「強み・価値観・向いている仕事」を整理できていると感じますか?
- 質問8:整理できたことで、どのような面で満足していますか?
- 質問9:質問8の回答理由について
- まとめ
質問1:これまでのキャリア(就職・転職・働き方の選択)を振り返って、どの程度満足していますか?
まず、これまでのキャリアを振り返って、どの程度満足しているか聞いてみました。
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その結果、「とても満足している」が6.8%、「やや満足している」が28.8%となり、合わせて35.6%がこれまでのキャリアに満足していると回答しました。
一方で、「あまり満足していない」は29.0%、「まったく満足していない」は35.4%となり、合わせて64.4%がこれまでのキャリアに満足していないと回答しました。
過半数を超える人が、これまでの歩みに十分な納得感を持てていない。そんな実態が浮かび上がりました。
質問2:質問1の回答理由について
それぞれの回答理由について聞いてみたので、一部を紹介します。
「満足している」と回答した方
- 希望通りリモートワークの仕事に就けたから(20代・女性)
- 理想的な進み方をしていると自分では感じている(20代・男性)
- 自分なりに働けているから(30代・女性)
- 計画を立てているから(30代・男性)
- 自分の経験、キャリアに満足できているから(30代・女性)
- 自己の裁量で働けたから(40代・女性)
「満足していない」と回答した方
- 上手く向き合えていないから(20代・女性)
- まだ経験が浅いから今の職場が良いのかわからないから。(20代・男性)
- 満足に働けていないから(20代・女性)
- 何も考えてこなかったから(30代・男性)
- スキルを身に付けられなかったので(30代・女性)
- 給与などの数字ではなく、純粋に自分の中で振り返ってそう感じる(30代・男性)
満足している人からは、「希望する働き方が実現できている」「自分なりのペースで働けている」「計画を立てて進められている」といった声が目立ちました。
対照的に、満足していない人からは、「自分のキャリアとうまく向き合えていない」「スキルを身につけられなかった」「これまで深く考えてこなかった」という言葉が多く見られます。
キャリアへの満足度は、給与や職種といった条件だけで決まるわけではないようです。自分の希望や価値観に合った働き方ができているかどうかが、納得感を大きく左右していることがうかがえます。
質問3:これまでのキャリアについて、「もっと早く知っておけばよかった」「あの時こうしておけばよかった」と後悔していることはありますか?
続いて、これまでのキャリアについて後悔していることがあるか聞いてみました。

その結果、「たくさんある」が12.2%、「いくつかある」が25.8%となり、合わせて38.0%がこれまでのキャリアに後悔していることがあると回答しました。
一方で、「あまりない」は31.2%、「まったくない」は30.8%となり、合わせて62.0%が後悔していることはあまりない、またはまったくないと回答しました。
とはいえ、4割近くの人が過去の選択に何らかの心残りを抱えているという結果は、決して小さな数字ではありません。
質問4:具体的にどのような後悔でしょうか。
具体的にどのような後悔なのか聞いてみたので、一部を紹介します。
- 次の職場を決めずに会社を辞めたこと(20代・男性)
- 本当にやりたい仕事や実力がわからないまま新卒会社を選んでしまい、結果的に何度も転職することになった(20代・女性)
- 若い時に色々な職場を体験しておけばよかった(30代・男性)
- パソコンを使う業務をもっと早く行うべきだったと思う(30代・男性)
- 自分に向いてそうな職業に気づくのが遅かった(40代・女性)
- 業界資格などの情報と準備をもっと早くできれば、キャリアも変わっていたかもしれない(50代・男性)
「次の職場を決めずに退職してしまった」「やりたい仕事や自分の実力がわからないまま就職先を選んだ」といった、選択そのものへの後悔が目立ちます。
さらに、「若いうちにさまざまな職場を経験しておけばよかった」「資格やスキルの準備をもっと早くしておけばよかった」という、準備不足を悔やむ声も少なくありませんでした。
こうした後悔は、当時の判断だけでなく、自分の強みや向いている仕事を十分に理解できていなかったという共通点が見えてきます。
質問5:自分の「強み・価値観・向いている仕事」について、これまでにじっくり考えたり整理したりする機会はありましたか?
では、そもそも自分の強みや価値観と向き合う時間は、どれほど持てていたのでしょうか。
自分の「強み・価値観・向いている仕事」について、これまでにじっくり考えたり整理したりする機会があったか聞いてみました。

その結果、「あった」が19.6%、「なかった」が80.4%でした。
8割以上が、自分の強みや価値観、向いている仕事について、じっくり考えたり整理したりする機会がなかったと回答しています。
前の質問で見られた「満足できていない」「後悔がある」という声の背景には、自己理解の機会が十分にないまま選択を重ねてきたという現実があるのかもしれません。
質問6:どんな機会であったか、あてはまるものを教えてください。
自分の強みや価値観と向き合う機会があった方に、どのような機会だったのかも聞いてみました。
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最も多かったのは、「転職活動のときに考えた」で53.1%でした。
次いで、「就職活動のときに考えた」が34.7%、「自己分析ツールや適性診断を使って整理した」が14.3%と続きました。
自分の強みや価値観について考える機会は、転職活動や就職活動など、進路を選ぶタイミングに集中しやすいことがわかります。一方で、日常的にキャリアを振り返り、自分に合う働き方を整理する機会は、まだ限られているようです。
質問7:現在、自分の「強み・価値観・向いている仕事」を整理できていると感じますか?
続いて、現在、自分の「強み・価値観・向いている仕事」を整理できていると感じるか聞いてみました。

その結果、「しっかり整理できている」が7.4%、「ある程度整理できている」が25.6%となり、合わせて33.0%が自分の強み・価値観・向いている仕事を整理できていると回答しました。
一方で、「あまり整理できていない」は32.6%、「まったく整理できていない」は34.4%となり、合わせて67.0%が整理できていないと回答しました。
自分自身を整理できていると感じている人は3割程度にとどまり、多くの人が自己理解に課題を感じている実態が見えてきました。
現在の自分を理解できていないままでは、次の働き方や転職先を考えるときにも、何を基準に選べばよいのか迷いやすくなる。そんな悩みにつながっていくのかもしれません。
質問8:整理できたことで、どのような面で満足していますか?
続いて、整理できていると感じる方に、整理できたことでどのような面で満足しているか聞いてみました。

最も多かったのは、「自分に合う仕事・環境が分かるようになった」で26.1%でした。
次いで、「今の仕事への納得感・満足度が高まった」が21.2%、「特に満足に感じる影響はなかった」が18.2%と続きました。
自分の強みや価値観を整理できたことで、自分に合う仕事や環境が見えるようになったと感じる人が最も多いという結果です。あわせて、今の仕事への納得感や満足度が高まったという人も一定数見られました。
質問9:質問8の回答理由について
それぞれの回答理由について聞いてみたので、一部を紹介します。
「自分に合う仕事・環境が分かるようになった」と回答した方
- 自分に合う職場につけたと思うので(20代・女性)
- どのような仕事が苦手かわかるようになったから(30代・女性)
- 会社に勤めても、個人で働いても、必ず自分の強みが重要になる。時間を作り自分に合う仕事をしっかり考えることで、理想のキャリアアップに繋がるのではと感じる。(40代・男性)
「今の仕事への納得感・満足度が高まった」と回答した方
- 仕事に熱中出来ているから(20代・男性)
- やるべき事が見つかった(30代・男性)
- 今現在の仕事が自分に合っていると思えるから。(30代・男性)
「特に満足に感じる影響はなかった」と回答した方
- 特に変化がないから(30代・女性)
- 整理が出来たとしても思い通りのキャリア・就職先にたどり着くとは限らないから(40代・男性)
- 自分のことは自分が一番理解しているから。(40代・男性)
「自分に合う職場に就けた」「苦手な仕事が分かるようになった」といった前向きな声が寄せられる一方で、「整理できても思いどおりのキャリアや就職先にたどり着くとは限らない」という現実的な意見も見られました。
自己理解は、必ずしもすぐに環境を変えてくれる魔法ではありません。
それでも、自分に合う仕事を見極めたり、いまの働き方を見つめ直したりするきっかけになることは確かなようです。
まとめ
今回の調査では、これまでのキャリアに64.4%が「満足していない」と回答し、38.0%が過去の選択に「後悔していることがある」と答えました。
その背景には、80.4%が自分の強みや向いている仕事を「じっくり考える機会がなかった」、67.0%が今も「整理できていない」という実態があります。
自己理解は、多くの場合、就職や転職といった節目でしか深める機会が訪れません。
だからこそ、節目を待たずに自分の強みや価値観を整理する時間を意識して持つことが、納得のいくキャリアを築く第一歩になるのではないでしょうか。
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- 引用元が「株式会社NEXER Groupとキャリアコーチング・転職相談『キャリート』による調査」である旨の記載
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